中卒が保育士の資格を取るには

保育士資格を取得する場合、高校中退など最終学歴が中学校卒業である場合には、受験資格が最大のネックになります。どうすれば中卒でも保育士になれるのか、その方法を詳しくご紹介します。

◎児童福祉施設での勤務経験があれば国家試験を受験できる場合がある

保育士の資格を取るには、専門の養成学校を出るか国家試験に合格しなければなりません。国家試験を受ける場合には、受験資格が重要になります。現在の試験では、受験資格があるのは大学、短大、2年制以上の専門学校を卒業した者もしくは大学に2年以上在学して62単位以上を修得した者です。つまり、最終学歴が中卒では原則として受験資格がないことになります。

しかし、中卒の人でも一定の要件をみたせば受験資格が認められます。それは、中学卒業後に児童福祉施設で5年以上かつ7,200時間以上保育の仕事に従事していた場合です。この場合は、中卒でも国家試験を受けることができます。

◎高卒認定→児童福祉施設で仕事をして受験資格を得る

上記の条件をみたさない場合に次に考えられるのは、高卒認定試験(高等学校卒業程度認定試験)に合格してから実務経験を積んで保育士試験の受験資格を取得するケースです。高卒でも、児童福祉施設で2年以上かつ2,880時間以上、保育の仕事に従事した経験がある場合には受験資格が認められているからです。ただし、現実には中卒で児童福祉施設に就職することは非常に困難でしょう。

◎高卒認定→指定保育養成学校に入学する

保育士資格は厚生労働大臣指定の保育士養成学校を卒業すれば、試験なして取得することができます。このルートを中卒の人が取るには、まず高卒認定試験に受かって大学や短大、専門学校への受験資格を得て、次に大学、短大、通信制大学の保育科もしくは保育専門学校へ進学し、卒業することが必要になります。時間もお金もかかりますが、無事卒業すれば保育士資格が無試験で手に入ります。

高卒認定試験は、年に2回8月と11月に行われます。6教科14科目が試験対象で、6教科中8〜10科目が基準点をクリアすると合格となり高卒認定が受けられます。各教科の合格点は40点/100点です。そして、高卒認定を受けて各種学校への受験資格を得た後に、大学なら4年間、短大なら3年もしくは2年間、専門学校なら2年間学んではじめて保育士資格が得られます。

◎通信制の大学・短大を卒業する

どうしても通学できない場合は、大学や短大、専門学校へ通学する代わりに通信教育で資格を取得する方法もあります。数は非常に少ないですが、この通信課程がある通信制大学・短大が全国にあります。基本的に自宅での学習ですが、スクーリングや実習もあります。

(まとめ)

中卒で実務経験も全くない場合、保育士になるには長い道のりが必要です。しかし、方法はあるのですから諦めずに一歩一歩進んでいきましょう。

中卒から保育士になる最短ルート

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