保育士の試験と受験資格

保育士資格を取得するには、国家試験に合格する方法があります。

保育士資格は2003年から国家資格になりました。

試験は年に一回、筆記試験と実技試験が行われ、両方に合格してはじめて最終合格となります。

◎保育士試験の内容

国家試験は、正式名称を「保育士試験」といい、一般社団法人・全国保育士養成協議会が行っています。

毎年8月に一次試験、10月に二次試験が行われてきましたが、2016年からは4月に一次試験、7月に二次試験が行われています。

試験会場は、全国各都道府県に少なくとも一カ所は設けられています。

試験内容は、筆記試験と実技試験とに分かれており、一次試験の筆記試験に合格した人だけが二次試験に実技試験を受験することができます。

一次試験は8科目ありますが、科目ごとに合否が判定され、合格した科目は3年間有効です。

平成27年からはこの期間が延長され、一定の施設で一定期間以上の実務経験を積んでいる場合には、その施設の証明を受けて受験申込みをすることで、最長5年間合格科目の持ち越しが可能になりました。

◎受験資格

受験資格は、平成3年4月から「短期大学卒業程度」になりました。

学歴要件が引き上げられたことによる経過措置として、平成3年3月31日以前に高校を卒業した人( 高等学校の保育科を卒業した場合は平成8年3月31日以前に卒業の人)にも受験資格があります。もしくは児童福祉施設で2年以上かつ2,880時間以上勤務していた人にも、短大や専門学校以上の学歴がなくても受験資格があります。

4年制大学・短期大学については、保育に関する学科を卒業していなくても受験可能です。

大学を中退していても、2年以上在学して62単位以上取得済であれば受験できます。

在学中でも受験資格があります。

専門学校については、学校教育法で定める専修学校で2年以上の専門課程を卒業もしくは在学していれば受験できます。

◎筆記試験の内容

筆記試験の科目は全部で8科目です(保育原理、教育原理および社会的養護、児童家庭福祉、社会福祉、保育の心理学、子どもの保健、子どもの食と栄養、保育実習理論)。

試験方法はマークシート形式です。合格点は60点以上/100点で、6割以上の得点が必要です。「教育原理および社会的養護」のみ各分野で30点以上/50点が合格点です。

◎実技試験の内容

実技試験は3分野の技術試験(音楽表現、造形表現、言語表現)に分かれており、この中から任意の2分野を選んで受験します。実技試験の合格基準点は、30点以上/50点です。

音楽表現の試験は、課題曲をピアノ、ギター、アコーディオンのいずれかの伴奏つきで歌う弾き歌いを行います。

造形表現の試験は、保育の一場面について、試験当日に配られる条件をみたすような絵を45分間で色鉛筆で描きます。

言語表現の試験は、3歳児クラスの子どもに、課題絵本から1つの話を選び、制限時間3分の素話にまとめて話します。

◎合格率

保育士試験の最終合格率は毎年10〜15%程度です。

(まとめ)

保育士試験は年に一度の国家試験ですから、受験内容をきちんと把握してしっかり準備することが大事です。特に、一次試験に全科目合格するのがポイントになります。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする


コメントの入力は終了しました。